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機動戦士ガンダムシリーズを語る中で外せない人物は誰か?
シャア・アズナブル? ブライト・ノア?
人によって答えは違うでしょうが、
誰もがアムロ・レイのことを思い浮かべるでしょう。
40年近いガンダムの歴史の中でアムロは最初の主人公であり、そして最高の主人公であります。
初代ガンダムからZ、逆襲のシャア(以後CCA)の3つの作品に出演し、Z以外では主人公として名を残しました。
そんなアムロですが、初代からCCAでは作中で14年もの年月が経っており、当然その中でアムロも年を取っていきます。
子供から大人に変わる中で果たして彼は結婚できたのか、子供も生まれているのか?
そして彼の最後はどうなったのか……。
そこで今回は、初代からCCAごとのアムロの年齢とCCA後のアムロのこと、そして彼の女性関係についてご紹介いたします。
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アムロ・レイの年齢は? 作品ごとにチェック!

アムロ・レイの出演作品は初代こと『機動戦士ガンダム』、
続編である『機動戦士Zガンダム』、
アムロ・レイ最後の物語『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の3つです。
この三作品に出演した際のアムロの年齢をご紹介していきます。
全ての始まり『機動戦士ガンダム』

作中年表は宇宙世紀(以後UC)0079~0080年。
この時の年齢は15〜16歳です。
父親は地球連邦軍の技術士官だったということ以外はいたって普通なサイド7に住む思春期の少年でした。
そんな彼が偶然父親の作ったモビルスーツ(以後MS)ガンダムに乗り込み、後の伝説を作り上げたのです。
放送当時のロボットアニメでは強く明るい(熱血な)主人公が主流の中で、アムロは内向的でメカオタクな少年として描かれました。
このおかげか、ガンダムという作品はそれまでの勧善懲悪的なロボットアニメと一線を画した存在となったと言えるでしょう。
少年から大人の男性へ『機動戦士Zガンダム』

作中年表はUC0087年。
一年戦争より7年経ち、23歳の男性として登場します。
この時のアムロは一年戦争の英雄として扱われる一方、
そのニュータイプ能力を危険視した連邦政府上層部により監視下に置かれ、
北アメリカのシャイアン基地に勤務という形をとらされながら、
事実上の軟禁状態に置かれていました。そのことに加え、
一年戦争時に自らの手で死なせてしまったララァ・スンのことを引きずり、
鬱屈した生活を送っていました。
そんなアムロの状況に変化を与えたのがかつてのお隣さんであり、
戦友ハヤト・コバヤシの妻となったフラウと二人の養子となったカツ・コバヤシでした。
カツと共に監視下から抜け出したアムロは強奪した輸送機に乗り込んでエゥーゴの協力組織カラバと合流した。
その後は地上で活動し、グリプス戦役を戦い抜きました。
そしてアムロ最後の戦いへ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』

作中年表はUC0093年。
29歳になったアムロは一年戦争からの付き合いのブライト・ノア率いるロンド・ベルのMS隊隊長としてシャア率いるネオ・ジオン軍との最終決戦に挑みました。
UC0092年までの彼の足跡は複数のメディアで展開されていますが、
主な目的としてZガンダム終盤で消息不明になったシャアの行方を捜していたとされています。
第二次ネオ・ジオン抗争にてシャアがアクシズの地球落下を目論んでいることを看破したアムロ達ロンド・ベルはアクシズでシャア率いるネオ・ジオン軍との決戦に挑みました。
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アムロ・レイのその後はどうなった?

アムロの最終出演作はCCAですが、
ではアムロは最終的にどうなってしまうのか?
前述の第二次ネオ・ジオン抗争において、
ロンド・ベルはシャアの目論見であるアクシズの地球落下作品を看破し、
その阻止のためロンド・ベル隊のみで最終決戦に挑みました・
その最中、
アムロ専用に開発されたニュータイプ専用MS『νガンダム』を駆るアムロはシャアのサザビーと激戦を繰り広げ、
撃破するもロンド・ベルの作戦は裏目に出てしまい、
爆破されたアクシズの片割れが地球への落下軌道に入ってしまいます。
地球への落下を阻止する為、
サザビーの脱出ポッドを抱えたままアクシズを押し出そうとします。
そんなアムロの行動に心打たれた兵士達は敵味方関係なくアクシズに集い、
νガンダムと共にアクシズを押し出そうと試みます。
その時、
アムロのニュータイプ能力とνガンダムに搭載されていたサイコ・フレームの力によりアクシズを包み込む光が生まれ、
その光に導かれていくようにアクシズは地球落下軌道から逸れていきました。
この時アムロはシャアと共にその光の中に包まれ、
終戦後も帰還することはありませんでした。
その後、
連邦軍の公式記録ではMIA(消息不明、実質的には死亡扱い)とされました。
CCAから数年後の世界が舞台の『機動戦士ガンダムUC』の最終話『虹の彼方へ』ではララァと共にシャアの残留思念を迎えに行くという演出がされていますが、
原作者の福井晴敏氏は「生霊かもしれない」とはっきりとした生死については語っていません。
その為、公式には消息不明という扱いになっています。
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アムロ・レイは結婚したの? 嫁や子供は出来た?

これまで初代ガンダムからCCAまでのアムロ・レイを辿ってきましたが、
アニメ主人公なら欠かせないものがあります。
すなわちヒーローに対するヒロイン、恋人役です。
作中で少年から大人の男性に変わる最中、
アムロにも恋愛感情を向ける相手が出てきました。
この項では年代ごとにアムロの女性関係をお教えします。
また、彼女達とアムロが最終的にどういった結末を迎えたのか、
そして彼女達と結ばれたのち子供が生まれたのか、
そちらもご紹介します。
少年の初恋は戦火の中に儚く散った『マチルダ・アジャン』

厳密にいえば恋人ではありませんが、
一番最初にアムロが恋心を抱いたのが彼女、
初代ガンダムに登場したマチルダ・アジャンです。
連邦軍の中尉で、
ミデア輸送機部隊の隊長としてアムロ達ホワイトベースの前に現れました。
ホワイトベースの男性クルーから人気があり、
アムロも大人の女性であった彼女に惹かれていました。
しかし、戦争はアムロの初恋を無残に引き裂いてしまいます。
時はオデッサ作戦前。
彼女率いるミデア輸送部隊はホワイトベースへと補給しに来ていました。
そこにジオンのエースパイロット部隊『黒い三連星』が強襲してきます。
エンジン修理を終えたばかりのホワイトベースを救うため自らミデアに乗り込んだ彼女は三連星の駆るドムへと体当たりを敢行しました。
何とかガンダムの窮地を救うも、
激昂したオルテガによってコックピットを叩き潰されてしまい、
マチルダは戦死してしまいました。
続編であるZガンダムの1シーンで、
アムロの自室にホワイトベース時代に撮られたマチルダとクルーの記念写真が飾られており、
アムロにとって間違いなく大きな影響を与えた人物でした。
初めて明確にアムロと恋人関係になった女性『ベルトーチカ・イルマ』

初出演は機動戦士Zガンダム。
当時の年齢は20歳前後とされる。
カミーユ・ビダンとクワトロ・バジーナを地上から宇宙へと帰すため、
アウドムラに合流した際にアムロと出会い、
彼に興味をもった。
登場当初は独善的な言動や行動が多く、
カミーユにガンダムMk-Ⅱをアムロに譲るように要求する、
アムロの戦友かつブライトの妻であったミライからアムロの情報を聞き出そうと迫るなどやや問題のある行動を起こし、
二人から叱責されていた。
後にそういった言動や行動はしなくなり、
ダカール連邦議会占領、
クワトロの演説時に大きな貢献を果たすようになった。
アニメ内で明確にアムロと恋人となった初めての女性。
それがベルトーチカ・イルマでした。
CCAでのアムロの恋人役『チェーン・アギ』

登場作品は逆襲のシャア。
その頃にはアムロはベルトーチカと関係を清算しており、
フリーだった。
連邦軍の技術士官であり、
アムロ最後の搭乗機『νガンダム』開発主任のような立場であった。
登場当初は月のアナハイム・エレクトロニクスのフォン・ブラウン工場に出向しており、
νガンダムを取りに来たアムロと共にロンド・ベルに合流する。
チェーン・アギは作中でアムロと惹かれ合い、
公私にわたってアムロのサポートを行う。
このことがクェス・パラヤは気に入らず、
彼女がネオ・ジオンへと走った要因の一つとなった。
アクシズの最終決戦の時、
戦場の真っただ中にいるアムロへとサイコ・フレームの試料を届けるため、
彼女は半壊したリ・ガズィに乗り込んで戦場へと向かいます。
その際、クェスを説得するハサウェイと遭遇。
ハサウェイが襲われていると勘違いしたチェーンはクェスの乗るα・アジールを撃墜してしまいます。
その直後、
クェスを殺されたことで激昂したハサウェイによって撃墜されてしまい、
チェーンは戦死してしまいます。
番外編『セイラ・マス』

あくまでアニメに準拠した場合なので、
番外編として紹介します。
初登場は初代ガンダム。
医術の心得があったためホワイトベースの衛生兵及び通信士としてホワイトベースのクルーになります。
のちに支援メカ『Gアーマー』(劇場版ではコア・ブースター)を駆り、
アムロとは戦闘時のパートナーとして描かれています。
しかし、角川文庫から発売されている小説版ガンダムでは何と、
アムロと肉体関係を結んでいるのです。
ただ、小説版ではアムロが最初から軍人だった、
最終決戦でアムロは戦死する、
などの設定の違いがあるので、
番外編としました。
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アムロは結婚していたのか? 子供はいたのか?
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ここまで紹介したとおり、
アムロは恋人は作ってはいましたが、結婚はしていません。
その理由は不明ですが、
Zガンダム時代に恋人となっていたベルトーチカがアムロと別れた理由を
『機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー』では
アムロのマザー・コンプレックスに起因する要求の多さが原因だと語っています。
そんなアムロですが、
子供に関しては居るとも言えるし、居ないとも言えます。
その理由は角川文庫より発売された『機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』にあります。
この小説はCCAのシナリオ第1稿を基に描かれており、
劇場版と違いベルトーチカとアムロの関係は継続されており、
彼女の中にはアムロとの子供がいるという設定でした。
その為、アニメ準拠では居ないとも言えるし、
他のメディアを合わせると居るとも言えるのです。
以上で、アムロの年齢やその後、彼の女性関係の紹介を終えます
今までの紹介の中で読んでいただいた皆さんの疑問は晴れたでしょうか?
現在、明確に生死が定かではないアムロですが、
今後の作品展開によっては公式見解も変わるかもしれません。
復活のアムロ、何てことがあるかもしれませんね。