『機動戦士ガンダム0083』のライバル役であり、もう一人の主役ともいえる人物、それがアナベル・ガトーです。
そんなアナベル・ガトーの年齢は何歳だったのか?
アナベル・ガトーのかっこいい名場面やセリフとは?
そして、アナベル・ガトーがオールドタイプ最強説が本当なのか?
今回の記事はそれらの噂を調べ、まとめてみました。
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アナベルガトーの年齢について!

出典:機動戦士ガンダムEXVS2公式サイト
アナベル・ガトーの年齢ですが、『機動戦士ガンダム0083』時点の年齢が25歳です!
一年戦争時はドズル・ザビが指揮する宇宙攻撃軍の第302哨戒中隊の隊長を務め、デラーズ紛争では少佐に昇進しています。
ソロモン攻防戦での獅子奮迅の活躍により、連邦軍では『ソロモンの悪夢』という異名で恐れられ、
一年戦争終結後は地球連邦軍士官学校の現代戦史教本に載せられるほどでした。
ただ、一度でもアニメで直接ガトーを見た人はこう思うはず、「いや、年齢サバ読んでない?」と。
作画の関係か、それとも声優の大塚明夫さんの渋い声の演技のお陰か、実年齢よりも年齢が上に見えます。
身に纏う雰囲気や貫禄が20代とは思えませんね……
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アナベルガトーがかっこいい!!名場面やセリフのまとめ!
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「この機体と核弾頭は頂いていく。ジオン再興のために」
ガンダム試作2号機(以下GP-02)を強奪した際のセリフ。星の屑作戦の為に、ガトーは地球連邦軍により製造されたGP-02と装備された核弾頭を奪ったのです。
ちなみにこの時ガトーは内通者の手引きによって連邦軍の大尉の制服を着て潜入し、後に因縁の相手となる『ガンダム0083』の主人公コウ・ウラキと遭遇していました。
「私を敵に回すには君はまだ、未熟!」
強奪されたGP-02を奪い返そうと、兄弟機であるガンダム試作1号機(以下GP-01)に乗り込んで前に立ち塞がったコウへのセリフですね。
上司たち(ドズル・ザビやエギーユ・デラーズ)の影響か、ガトーは武人気質な人物で古風な喋り方をしていますね。そういった部分がかっこいいと言われる理由かもしれません。
この時点ではコウは士官学校を卒業したばかりの実戦経験もないヒヨッコでしかなく、一年戦争で鍛え上げられたガトーとは技量や覚悟に差がありました。
事実、この時や追撃戦での戦いではコウはガトーにあしらわれるだけでした。
しかし、ここから短期間(GP-02強奪からコロニー落とし阻止作戦までは作中時間で1か月ほど)でコウが腕を上げて自分と互角の戦いが出来るようになるとは、この時のガトーは想像すらしていなかったと思います。
「君も将校だろう!ただの兵ではないのなら、大局的にものを見ろ!」
コウとの戦いの最中、そのやりとりのセリフですね。
このセリフに対し、コウは思わず「はっ……はい!」と素直に返事をしてしまいます。
コウからすれば敵とはいえ戦史教本に乗るような人物の言葉だったので、思わず返事をしてしまったのでしょう。
思いもしなかった返事に言った方のガトーは思わず「なっ……!?私は敵だぞ!」と、呆気に取られてしまいました。
「再びジオンの理想を掲げるために……星の屑成就のために……ソロモンよ、私は帰ってきた!」
コンペイトウ(旧ソロモン)で行われた地球連邦軍の観艦式にGP-02で突撃し、GP-02の戦術核を艦隊に撃ち込んだ際のセリフです。
ガトーを象徴するセリフなので、ガトーのことをよく知らない人もこのセリフは知っているんじゃないでしょうか?
作品前半のガトー最大の見せ場ともいえる名場面でした。
「……ふっ。確か、ウラキと言ったな」「二度と忘れん!」
GP-02とGP-01が相討ちとなった際、ガトーがコウに向けていったセリフです。
コンペイトウ宙域での戦闘で、終始優勢に戦うガトーでしたが、コウの機転により相討ちに持ち込まれてしまいます。
お互いの機体が間もなく爆発するというその僅かな時間、ガトーとコウは再び直接相対しました。
パイロットスーツのヘルメットが接触するほどの近距離でガトーはコウを見据え、このセリフを言います。
この瞬間、ガトーにとってコウ・ウラキという人間は『連邦軍のヒヨッコ』から『敵と認識すべき相手』に変わったのだと思います。
「素晴らしいっ!まるでジオンの精神が形になったようだ」
アクシズ艦隊から贈られたMAノイエ・ジールを初めて見た際のセリフです。
ジオンの精神が形になったって、どこが?とツッコミどころがある為かよくネタにされるセリフですが、ノイエ・ジールのフォルムはジオンのエンブレムを模しており、ザクカラーの緑色なのであながち的外れというわけでもありません。
「フフフ……腐った連邦に属さねば貴様も苦しむ事は無かったろうに」
ガトーVSコウ、二人の最後の戦いの直前のセリフです。
コロニー落としの成功が確実となり、そのまま撤退するだけだったにも関わらず、ガトーはわざわざコウを待っていました。
ガトーは「士官なら大局的にものをみろ」というセリフをコウに向けて言っていましたが、大局的に見ればコウを待たずに離脱して、アクシズ艦隊に合流するべきでした。
しかし、あえてガトーはそうせずに、コウとの決着をつけることを優先しました。
ガトーのセリフを借りれば士官失格な行動ではありますが、こういった人間くささもガトーのかっこいい魅力の一つなのだと思います。
「いいか、一人でも突破し、アクシズ艦隊へ辿り着くのだ!
我々の真実の戦いを、後の世に伝える為に!」
友軍を逃がす為、展開する連邦軍艦隊へと特攻する際のセリフですね。
アステロイドベルトから救援に来ていたアクシズ艦隊に味方を逃す為、ガトーは損傷の激しいノイエ・ジールを駆り、圧倒的なまでの戦力差を持つ連邦軍艦隊へと特攻を仕掛けます。
Iフィールドも無くなり武装も満足に使えない中、戦艦を撃墜するなど戦果を挙げるも、その最後はノイエ・ジールごと戦艦のブリッジに突っ込み、諸共撃沈するという壮絶なものでした。
一つの信念に命を懸けたガトーの最後の雄姿を映した名場面でした。
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アナベルガトーの強さは?オールドタイプ最強説を検証!
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結論から言ってしまうと、オールドタイプの中では上位の腕前であると考えられますが、
最強というには少し確証が少ない気がします。
オールドタイプの中で最強のパイロットは誰だ?という論争が起きる際、
ガトーと同じく良く名前が出るのがジオン軍ではジョニー・ライデンやシン・マツナガ、
連邦軍ではヤザン・ゲーブルやユウ・カジマなどが上がりますが、
それぞれ最強を決める為の情報の信ぴょう性がイマイチなんです。
例えば撃墜数を基準にして考えようとしても、
とある資料にはアムロ・レイを抑えて連邦軍1位にテネス・A・ユングという人物がランクインしていたり、
そもそもMSの撃墜数を基準にした場合、連邦軍の量産MSジムが実戦配備されたのは一年戦争終了間近だったので、
そんな短期間で100体以上も撃墜するのは無理があるとして、
論争の的になっています。
更に言えば、上で名前が出てきたユウ・カジマは(EXAMシステム込みとしても)シミュレーターでアムロのデータに勝つなど、
MSVによる後付け設定のせいで評価をまとめることが難しいのです。
特にガトーはライバルのコウの存在により実力の評価が難しくなっています。
その中には実力に劣るコウに負けたり苦戦したりしているので、
ガトーはそこまで強くないという意見もあるくらいです!
ただ、補足しておきますがコウは決して弱い部類のパイロットではありません。
そもそも運が良かったとはいえ初陣でガトー相手に生き残り、
その次の戦いではGP-02の弱点であるシールドの冷却機能を突いて撤退に追い込み、
ソロモン宙域ではGP-02が核バズーカを撃った反動で機能低下中だったにしても機転を利かせて相討ちに持ち込むなど、
士官学校卒業したての新人にしては堂々とした戦果を挙げています。
また、GP-01Fb(フルバーニアン)のように高機動性の機体や、
GP-03デンドロビウムのような武装の豊富さによって操縦が複雑な機体の性能を十全に発揮できることや、
作中経過時間である1か月で一年戦争のエースパイロットであるガトーと渡り合えるだけ腕を上げることが出来た時点で、
むしろその潜在能力はガトーに劣らないと思われます。
兎も角、ガトー最強説は立証できませんでしたが、
オールドタイプの中では確実に腕の良いエースパイロットであることは間違いありません。
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まとめ
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今回の記事はいかがだったでしょうか?
ガトーの年齢ですが、なんと25歳という若さだったんですね。
見た目や雰囲気から30代近くにしか見えないので、驚きの若さでした。
ガトーの名場面やセリフは、本人の渋いセリフ回しや雰囲気によってすごくかっこいいものばかりでした。
そして、ガトーがオールドタイプ最強説は残念ながら立証できませんでした。
ガンダムシリーズのMSV、
特に一年戦争の頃は後付け設定が多くて判定しにくいのです。
明確に誰が誰よりも強いと公式で発表してくれれば、
オールドタイプ最強説も立証しやすいのですが……
ガトーというキャラクターは非常に賛否の分かれるキャラクターです。
そのセリフや生き様はかっこいいキャラクターといっても良いですが、
ガトーを始めとしたデラーズ・フリート(シーマ艦隊は除く)の行動が好きになれないという声や、
結果的にデラーズ・フリートが引き起こした星の屑作戦によって『Zガンダム』に出てきたティターンズの台頭の口実を産み、
結果的にスペースノイドへの弾圧を加速させたなど、否定的な意見もあります。
ただ、ガトーというキャラクターが魅力的なキャラクターであることは間違いありません。