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カミーユビダンの精神崩壊のセリフや名言まとめ!精神崩壊はいつ?

 

機動戦士Zガンダムは主人公カミーユ・ビダンが精神崩壊して起こして終わるというラストが有名です。

 

精神崩壊はどうして起こってしまったのか?いつ頃からその予兆があったのか?

そして精神崩壊を起こした時の名言やセリフは?

名言製造機と言われたカミーユ・ビダンが作中で言った名言もしくは迷言とは?

 

今回の記事はそれらを調べ、まとめました!

 

カミーユビダンの精神崩壊について!予兆から調査!

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機動戦士Zガンダムの主人公カミーユ・ビダンは、TV版の最終話で精神崩壊を起こすという、衝撃的な最期を迎えます。

主人公が精神崩壊を起こして終わる番組は当時では斬新だったので、Zガンダムをファンの中で強く印象付ける出来事でした。

 

この精神崩壊という現象ですが、Zガンダムのラスボスであるパプテマス・シロッコを倒した際、その散り際に放たれたシロッコの思念をカミーユが受け止めてしまったせいで引き起こされてしまいましたが、最終回以前よりその予兆があったのです!

 

今回は各話ごとに精神崩壊の予兆をまとめました。

 

TV版第23話『ムーン・アタック』ではティターンズによる月面都市フォン・ブラウンへ攻撃するアポロ作戦の阻止をする為、アーガマ隊は作戦宙域に向かいます。

この時作戦行動中にも関わらず部屋の掃除をしていたカミーユを、エマ・シーン中尉が咎めます。この時自分が倒したパイロット達にむけて作ったであろう手造りの祭壇らしきものを見せていました。

戦争という極限下に置かれ、何度も自分や敵の死と向き合ってしまったカミーユの精神はこの時点で疲弊し始めており、精神崩壊の予兆を思わせます。

 

TV版第48話『ロザミアの中で』において、アーガマを守る為、カミーユは記憶をいじられてカミーユを兄と思い込まされていたロザミア・バダムを撃墜してしまいます。その後同話にてニュータイプに対する自虐的なセリフを、ファ・ユイリィに恐ろしく清々しい笑顔で語りかけていました。

この頃にはカミーユのニュータイプ能力は肥大化しており、精神の限界が近づき始めていたのです

 

TV版第49話『生命散って』。この回はタイトル通り敵味方問わず登場人物の多く(ヘンケン・ベッケナー、カツ・コバヤシ、ジェリド・メサなど)が散った回でした。

強すぎるニュータイプ能力によって戦場で散った人々の想いをダイレクトに受け取ってしまうカミーユの精神の均衡は、既に決壊直前まで追い詰められていました

この回では宇宙空間でエマとの会話シーンがあるのですが、この時カミーユは宇宙でヘルメットのバイザーを上げているのを自覚していませんでした

当然ながら非常に危険な状況なのですかさずエマから厳しく注意されましたが、カミーユは自分がどれだけ危険なことをしていたのか理解していませんでした。

 

カミーユは宇宙世紀最強のニュータイプと言われるほど卓越したニュータイプ能力を持っていましたが、その心はとても繊細な少年です。

肥大化していくニュータイプ能力に反してカミーユの繊細な心は押しつぶされていき、結果として自身の精神を崩壊させるという結果に結びついてしまいました。

 

カミーユビダンの精神崩壊の名言とセリフまとめ!

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カミーユ・ビダンはTV版Zガンダム最終話でシロッコを倒しますが、その代償として精神崩壊を引き起こしてしまいます

その衝撃的なラストはファン達を驚愕させました。その時の名言とセリフをまとめました。

 

「大きな星が点いたり消えたりしている……あはは、大きい!彗星かな?いや。違う……違うな。彗星はもっと、バァーッて動くもんな」

 

こちらがその時のセリフです。シロッコを倒した直後、心配してカミーユに呼びかけるファの声に応えず、それまでの険しい表情を一変させて無邪気な笑顔を浮かべます。

ちなみにこの時言っている彗星とは、戦場で爆発するMSや戦艦の光のことで、これまでの戦いの全てを忘れてしまっているのが窺えます。

カミーユの異常な言動に、通信先のファはおののくことしかできませんでした。

 

「暑苦しいなぁ、ここ。うーん……出られないのかな?おーい、出してくださいよ。ねぇ?」

 

自分がZガンダムに乗って戦っていたことや、自分のいる場所が宇宙空間であることも、それ以前に何をしていたのかも全て忘れたカミーユは無邪気な笑顔を浮かべたまま、コックピットを開けようとします。

そんな壊れてしまったカミーユに対し、ファが出来ることはZガンダムをアーガマに連れて帰ることだけでした……

 

見ている側としてはあまりにも救いの無い終わりですが、当事者であり、心を傷つけながらも戦ってきたカミーユにとって、何もかも忘れてしまう精神崩壊は救いだったのかもしれません。

 

 

カミーユビダンの気になる名言セリフと迷言セリフまとめ!

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私が選ぶカミーユ・ビダンの名言やセリフのまとめです。中には迷言と思えるものもあります!

TV版と劇場版で分けているので、ご注意を!

・TV版

 

  • 「カミーユが男の名前で何で悪いんだ!俺は男だよ!」

 

TV第1話でカミーユの名前を聞き、バカにしたジェリド・メサへと殴り掛かった時のセリフです。

自分の名前にコンプレックスをもつカミーユの地雷を踏んだとはいえ、初対面の相手をいきなり殴る辺りにカミーユの怒りと、短気な性格が窺えます。

このやりとりが後のカミーユ(とジェリド+ティターンズ)の運命を決定づけるとは考えもしなかったでしょうね。

ちなみに、カミーユのコンプレックスの原因である『カミーユは女の名前』という話ですが、男性の名前としてもよく使われる名前なんだそうです(日本的には『ひかる』さんとかそんな感じ)。

 

  • 「そこのMP!一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!」

 

TV版第2話のセリフです。

第1話でジェリドを殴った為MP(ミリタリーポリス、憲兵)に尋問を受けたカミーユでしたが、その時MPに理不尽な暴力を振るわれます。

タイミングよく起きたエゥーゴによるガンダムMk-Ⅱ強奪作戦の混乱の中脱走を果たしたカミーユはガンダムMk-Ⅱを奪い、自分を殴ったMPへと復讐しようとした際にこのセリフを言います。

その復讐の内容がガンダムMk-Ⅱのバルカンをすぐ傍に撃ち込み、踏み潰そうとするとんでもない行動でした(当然ながらMSのバルカンは人間相手には威力があり過ぎますし、全長18MのMSに踏み潰されたら人間は一たまりもありません)。

当てない自信があったのでしょうが、一歩間違えれば大惨事になりかねませんね……

このあと無様に逃げ惑うMPを見て「ふふふ……ははははは!ざまぁないぜ!」と笑います。

カミーユという少年のエキセントリックな一面を前面に出したシーンでした。

ちなみに、TV版に比べて比較的マイルドになっている劇場版カミーユも同じことをしています。

 

  • 「ぼ、暴力はいけない……」

 

TV版第9話に出てきた名言にして迷言。

正式にエゥーゴのパイロットになったカミーユでしたが、この頃は自分の実力を鼻にかけて増長し始めていました。

ミーティングに遅刻しても言い訳ばかりして謝りもしないカミーユを、エゥーゴの出資者であるウォン・リーは気絶するまでカンフーでボコボコにします。

このセリフはノックアウト寸前にカミーユが零しましたが、あえて一言いうならば……お前が言うな

この時カミーユはしっかりと反撃しており、そもそもエゥーゴに行くことになったキッカケを思い出せ!
というツッコミを入れたファンも多かったことでしょう。

 

  • 「出てこなければ、やられなかったのに!」
  • 「抵抗すると無駄死にするだけだって、なんでわからないんだ!」

 

TV版第12話、地球連邦軍総司令部ジャブローへの襲撃作戦の最中で出たセリフです。

色々なゲームにもよく使われているセリフですね。

 

  • 「歯ぁ食いしばれっ!そんな大人、修正してやるっ!!」

 

TV版第13話、シャア・アズナブル本人だとばれているのにはぐらかそうとするクワトロに、怒りの鉄拳と共に出た名言。

この修正してやるというセリフはカミーユのセリフの中でも有名なものだと思います。

 

  • 「トレースの奴、トーストにしてやる」

 

TV版第21話で、色々とうるさく指示を出すトレースに毒づいた迷言。

通信回線を切っていなかったので当然ながら本人も聞かれ、帰艦後ケンカになってブライトに殴られる羽目に。

自分は名前でいじられるのは嫌なのに、人の名前をいじるのは良いのだろうか……

 

  • 「貴様!人が死んだんだぞ!いっぱい人が死んだんだぞ!?」
  • 「遊びでやってんじゃないんだよーっ!」
  • 「生命は、生命は力なんだ!生命は、この宇宙を支えているものなんだ!それを、それを!」
  • 「こうも簡単に失っていくのは、それは、それは、酷い事なんだよ!」

 

TV版第49話で、戦闘を楽しむヤザン・ゲーブルへと向けた名言です。

このセリフと同時にZガンダムはピンク色の光に包まれてハイパー化します。
ビームすら無効化するハイパー化したZガンダムから逃げるハンブラビを追いかけ、
ハイパー・ビーム・サーベルで両断しました。

遂にカミーユのニュータイプ能力が物理的な力を得た瞬間でした。

 

「俺の身体を、みんなに貸すぞ!」

 

TV版最終話のシロッコとの戦いで出た名言です。

この時のカミーユのニュータイプ能力は極限まで高められており、それはZガンダムというマシンを通じて戦場で散っていった人々から力を引き出すことが出来るほどでした。

その事を本能的に理解していたカミーユは、自分の肉体を使って彼らの力を貸してもらおうとしました。

 

「わかるまい!戦争を遊びにしているシロッコには、この俺の身体を通して出る力が!」

 

TV版最終話にて、シロッコの最終決戦時に出た名言です。

ヤザンとの戦いと同じくニュータイプの力がZガンダムを通して発現します。

シロッコは「自分の知らない武装があるのか!?」と思っただけで、カミーユの言う通りその力を理解することが出来ませんでした。

この時にかかるBGM『宇宙を駆ける~ゼータの発動~』と合わさって、Zガンダム内でも屈指の名シーンと言えます!

ちなみに劇場版では「わかるまい!戦争を手段にしているシロッコには、この僕を通して出ている力が!」と若干言い回しが変わっています。

・劇場版

 

  • 「戦争がなくったって父は愛人を作ったし、母は母で父が若い女と寝ていることを知っていても、仕事に満足しちゃって父を見向きもしなかったんですよ!」
  • 「軍の仕事だ、ティターンズのだって張り切ってみせて……」
  • 「エゥーゴだティターンズだなんて、そんなのはどうでもいいんですよ!」
  • 「子供はね……親に無視されちゃたまんないんです!」

 

TV版における第5話のように、両親が立て続けに亡くなった後で、両親への不満をぶちまけたセリフです。

TV版第5話でも似たような内容のセリフを言っていましたが、その時と違って聞き手であるクワトロ達もカミーユの話を聞き、エマが振ったシャアの話に対してもカミーユの意見を肯定するような態度を取ったので、TV版と違ってカミーユもそこまで荒れることはありませんでした。

 

  • 「知ってますよ、有名なんだから。でもあの人は、一人で組織に対抗して敗れたバカなんです」

 

上のセリフの後、話題を変える為にエマが振ったシャア・アズナブルに対してのカミーユの意見です。

この時点ではまだ知らないとはいえ、本人を前に辛口な評価ですね。

ただ、言われた方のクワトロ(シャア)は苦笑しながら「正確な評論だな」とどこか嬉しそうに言ったのが印象的なシーンです。

 

  • 「僕のことはお隣のファ任せだったんだ。うるさい娘でね」
  • 「『爪を噛むな、両手をちゃんと洗え、パンツを取り替えてるか』って!」
  • 「えっ!?……俺って何を話してんだ?」

 

TV第20話『灼熱の脱出』と同じく、カミーユが宇宙に上がる直前の襲撃でフォウ・ムラサメとの戦いで出てきたセリフです。

サイコガンダムのコックピットに直接乗り込んでフォウに自分の身の上話をするのはTV版と同じですが、内容が変わっています。

TV版では『口うるさいファに自分が男であることを証明する為に男らしい趣味を持った』という話をしますが、
劇場版では『孤独と思っていたけれど、いつもファが一緒にいてくれた』ことを気づかせる場面になっています。

 

  • 「とっくに好きさ!自分の名前になっているもの!」

 

上のセリフのすぐ後、フォウから「カミーユって名前、今でも好き?」と問いかけられた際に答えたセリフです。
TV版よりやや長めのセリフになっています。

カミーユは自分の名前にコンプレックスを持ち、フォウも同様でした。
TV版でも同じことを聞かれ、同じように答えていましたが、
直前の会話から受ける印象が変わります。

 

「本当に排除しなければならないのは、地球の重さと大きさを想像できないあなたたちです!」

 

最終決戦の際、コロニーレーザー内部でクワトロと対峙するシロッコとハマーンの中に割って入った時のセリフです。

TV版では
「本当に排除しなければいけないのは、地球の重力に魂をひかれた人間たちだろう!?」
と言っており、カミーユの考え方や捉え方がTV版とは違うことが察せられます。

ただこのセリフ、シロッコとハマーンだけでなく『逆襲のシャア』でアクシズ落としをやったことを考えると、
クワトロにも当てはまったりしてます。

 

  • 「あなたはいつも傍観者で、人をもてあそぶだけの人ではないですか!」
  • 「その傲慢は人を家畜にすることだ!人を道具にして!」
  • 「それは一番、人間が人間にやっちゃいけないことなんだ!」

 

シロッコとの最終決戦時のセリフ、その劇場版バージョンです。

TV版では感情的にシロッコの全てを否定していますが、
こちらではシロッコのやり方や考え方をカミーユの考えで否定しており、
諭すように語りかけています。

TV版とは違いカミーユが周囲の状況に流されて心が追い詰められていったのではなく、
自分で状況に向き合って学び、受け入れていくことが出来るようになったのだと思います。

 

  • 「ファだけは幻覚でもなければ、意識だけの存在でもない。こうやって、抱くことが出来るんだから……」

 

最終決戦後、Zガンダムから出てきたカミーユとファが宇宙で抱き合うシーンのセリフです。

劇場版ではカミーユはシロッコが最後に放った思念に飲み込まれず、精神崩壊を起こしませんでした。

精神崩壊を起こさなかったのはカミーユが死んでいった人々との精神的な繋がりだけでなく、
ファという大事な女性との肉体的な繋がりがあったからだと言われています。

ファへの想いを自覚することが出来た劇場版カミーユだからこそ、
ニュータイプの力や戦いの中起きた悲劇と向き合い、
乗り越えることが出来たのだともいます。

 

 

まとめ

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今回の記事はいかがだったでしょうか?

 

カミーユの精神崩壊の原因はシロッコが最後に放った思念の所為でしたが、
精神崩壊の予兆はずいぶん前からあったようですね。

精神崩壊時のセリフも、それまでのカミーユとは正反対の無邪気さが際立つだけに痛々しいものに感じられました。

 

そして、カミーユの名言とセリフ(と迷言)をまとめましたが、本当に多かったです!

どこかで名言製造機などと言われている理由が分かりました。

カミーユの名言だけでなく、見どころもいっぱいあるのでぜひTV版Zガンダムも劇場版も見てください。

  • B!